中高年のチャレンジを描いた映画 5選 (洋画編)

中高年になると、新たな一歩を踏み出すことに勇気が持てなくなります。

そんな時には、中高年のチャレンジを描いた映画作品を見てみることをオススメします。

思い切って新しい世界へ飛び込んでいく主人公たちの姿に、一歩を踏み出す勇気を貰えます。

そこでこの記事では、中高年のチャレンジを描いた映画を、洋画作品の中から5つ紹介していきます。

尚、今回紹介する全ての作品は、動画配信サービスU-NEXTで見放題配信を行っています。（2023年6月現在）

中高年のチャレンジを描いた映画 ５選 (洋画編)

｢おじいさんと草原の小学校｣

世界最高齢の小学生としてギネス記録を持つケニア人男性、キマニ・マルゲの実話を映画化したヒューマンドラマです。

ケニア政府の無償教育制度により、84歳にして小学校に入学したマルゲの姿を、周囲の人々との交流も交えて描いています。

マルゲは入学を何度も断られ、入学後も偏見を持った人々から妨害を受け、やがてケニア独立の戦士として戦った悲しい過去が蘇ってきますが、それでも学ぶことを辞めたりはしません。

何度邪魔されても自分の意志を貫き、84歳にして人生を取り戻そうとしていたマルゲの情熱には、観ている方も胸を打たれます。

マルゲの学びへの情熱に動かされ、自分が孤立してもなおマルゲを支え続けた若き教師・ジェーンの教育者としての姿勢も本当に素晴らしいです。

その情熱は、やがて周囲の人々を巻き込み大きなうねりとなっていきます。

いくつになっても人生はやり直せる、ということを感じさせてくれますね。

年齢を言い訳に諦めているサラリーマンは、絶対見るべき作品です。

もう一度何かを学んでみたい、という気持ちにさせてくれます。

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｢グレート デイズ！－夢に挑んだ父と子－｣

車いす生活を送る青年と、元トライアスロン選手の父親が、過酷なアイアンマンレースに挑む姿を描いたヒューマンドラマです。

頑固で不器用、息子のジュリアンとも上手く向き合えない父親のポールが、アイアンマンレースへの挑戦を通じて親子の絆を取り戻していく姿を描いています。

父親ポールの役はフランスの名優ジャック・ガンブラン、息子ジュリアンの役は、フランス全土から5カ月をかけて選ばれ、実際に車いす生活を送るファビアン・エローが熱演しています。

この父親ポールなのですが、相当な感情こじらせ親父というタイプなんです。

失業中のイライラから妻とも衝突し、ジュリアンの障がいを受け入れられずに対話を避けてきたことで、親子関係もギクシャクしています。

それでも、ジュリアンは｢自分もアイアンマンレースに出たい｣と夢を諦めることはありません。

ジュリアンの情熱は、やがてポールを、そして家族を、どんどんと前向きな人間へと変えていくことになります。

こうして、ポールが再び立ち上がり親子の葛藤を乗り越えていく姿から、見ている方も大きな感動とエネルギーを受け取ることができるのです。

見終わった後にはスッキリと爽やかな気持ちになれるでしょう。

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｢アンコール!!｣

英国の名優、テレンス・スタンプが主演を務めるヒューマンドラマです。

ロックやポップスを歌う風変わりなシニア合唱団｢年金ズ｣を舞台に、人生にもう一度向き合っていく人々の姿を描いています。

テレンス・スタンプ演じる主人公のアーサーは、いかにも気難しそうな、偏屈で頑固な72歳の老人です。

自動車修理工の息子とも、関係がギクシャクしています。

一方、アーサーの妻・マリオンはみんなに好かれる人気者で、年金ズで歌うことが何よりの楽しみです。

アーサーは、マリオンの活動には理解を示さず、年金ズの仲間と打ち解けることもありません。

そんなある日、マリオンに癌が再発し、代理でアーサーが年金ズのメンバーになることになります。

不器用なアーサーが人生を変えようと、自分をさらけ出して家族や仲間と向き合っていく姿は、観ている方も勇気を貰えます。

アーサーを受け入れていく個性豊かな仲間たちの姿も素晴らしいですね。

｢いつまでも自分の殻に閉じこもっているのは勿体ない!｣と感じさせてくれる、新たな人生に一歩踏み出す勇気が貰える作品です。

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｢ブリット＝マリーの幸せなひとりだち｣

大ヒット作｢幸せなひとりぼっち｣の原作者、フレドリック・バックマンによる小説｢ブリット=マリーはここにいた｣を映画化したヒューマンドラマです。

結婚40年、63歳の専業主婦ブリット=マリーが、新たな環境で自分の人生を取り戻そうと奮闘する姿を描いています。

彼女はこれまで専業主婦として家事を一手に引き受け、仕事で忙しい夫を支えてきましたが、あるとき夫に長年の愛人がいたことが発覚します。

ショックを受けた彼女は家を飛び出しますが、なかなか仕事は見つかりません。

彼女がようやく見つけたのは、ユースセンターの管理人の仕事であり、地元の弱小少年サッカーチームのコーチ役まで引き受けることになるのでした。

彼女は新たなコミュニティで交流を深め、サッカーのコーチ役にも段々とやりがいを感じていきます。

子供たちや、ピザ屋兼何でも屋のおじさん、警官など、コミュニティの人々もいい人ばかりで、ささやかな幸せを感じさせてくれます。

やっぱり、人に必要とされる人生って素晴らしいですよね。

思い切って新たな人生に飛び込めば、自分の存在意義も見つかるかもしれません。

人生の再スタートに年齢は関係ないと、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる作品です。

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｢輝ける人生｣

本作は、長年連れ添った夫の浮気がきっかけで人生を見つめ直すことになった女性の姿を描いたヒューマンドラマです。

主人公のサンドラは、35年の間専業主婦として家庭を支え、夫は爵位を授与されるなど順風満帆な人生を送っていましたが、あるとき夫の浮気が発覚します。

傷心のサンドラは、ロンドンの団地で生活している姉のビフの元に転がり込みます。

サンドラと違い世間体など気にしないビフは、ダンス教室の仲間に囲まれ自分の人生を謳歌していました。

サンドラは自分の殻に閉じこもり、｢気取り屋レディ｣と呼ばれ敬遠されていましたが、やがて心を開き、音楽とダンスにのめり込んでいきます。

こうしてサンドラは、新たな仲間たちとともに、忘れかけていた｢自分｣を取り戻していきます。

本作では、サンドラが夫に語った以下のセリフがとても印象的です。

｢あなたの裏切りは最低だった でも違う 私こそ35年間自分を裏切っていた｣

自分を裏切ってきた人、好きなことを我慢してきた人には、グサリと突き刺さる言葉ですね。

本作は、「自分を偽るのはもうやめよう｣と思わせてくれる、挑戦意欲を掻き立ててくれる作品です。

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まとめ

この記事では、中高年のチャレンジを描いた邦画を紹介していきました。

何かを始めるのに遅すぎることはないと感じさせてくれる作品ばかりです。

今回紹介した作品を見ることで、新しい一歩を踏み出すきっかけを掴みたいですね。