ボクシング映画は、勇気や忍耐力、家族愛など、人間の持つ様々な美しさを描いています。
己の存在を証明するため、そして愛する者のために強敵に立ち向かうボクサーたちの姿は、人生というリングの上で戦うサラリーマンも大いに勇気づけてくれます。
ボクシング映画は、明日の仕事の活力にもなるのです。
そこでこの記事では、サラリーマンに刺さるボクシング映画を5つ紹介していきます。
- 「ロッキー」
- 「チャンプ」
- 「クリード チャンプを継ぐ男」
- 「サウスポー」
- 「ビニー/信じる男」
サラリーマンに刺さるスポーツ映画 5選 (ボクシング編)
「ロッキー」
まずは説明不要の不朽の名作、「ロッキー」です。
映画評論家の荻昌弘さんは、月曜ロードショーで以下のように語っています。
「単なるスポーツ映画じゃありません。これは、人生するかしないかというその分かれ道で、「する」という方を選んだ、勇気ある人々の物語です。」
この熱い語りこそ、ロッキーという映画を最も適格に表していますね。
主人公のロッキーは、フィラデルフィアのスラム街に暮らす30歳の落ちぶれたボクサーです。
ボクシングだけでは食べていけず、借金の取り立て人で日銭を稼ぐ生活を送り、ジムのトレーナーからは愛想を尽かされ引退を迫られるほどです。
そんなロッキーが、世界チャンピオンであるアポロとの対戦が決まり、「俺はゴロツキなんかじゃない!」と自分の存在を証明するために、無謀とも言える戦いに挑んでいくのです。
この展開には、サラリーマンであろうとなかろうと、心を熱くさせられますね。
主演のシルベスター・スタローンは、俳優としてなかなか芽が出ず、極貧生活を送っていましたが、本作の脚本を売り込んだことがきっかけで主演の座も勝ち取り、その後に大スターへの階段を駆け上がるという、ロッキーとも重なる人生を送っています。
スタローンもまた、「する」方を選んだ人間だったのですね。
脇を固める登場人物も、映画界では恵まれなかった俳優たちが演じており、そうした人々の熱量が、本作をこの上なく熱い映画作品に仕上げています。
観終わった後には、「次は自分の番だ!」と強く感じさせてくれる作品です。
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「チャンプ」
落ちぶれた元ボクシングチャンピオンの父親と、幼い息子の絆を描いたヒューマンドラマです。
まず何といっても、息子T・J役のリッキー・シュローダーの愛くるしい演技が最高です。
お父さんが大好きで、「チャンプ」と呼んで慕い続ける健気な息子の姿を演じており、理想的な親子関係を見せてくれています。
ビリーと一緒にトレーニングする場面からも、強い親子の絆が伝わってきます。
世の中のお父さんも、こんな息子がいたらつい仕事を頑張ってしまうのではないでしょうか。
主人公の元チャンピオン、ビリーは、アンジェリーナ・ジョリーの父親であるジョン・ヴォイトが演じており、ギャンブル狂の落ちぶれた姿が哀愁を誘います。
そんなビリーは、息子T・Jの期待に応えるため、37歳にしてリングへのカムバックを決意するのです。
ビリーも不器用ながら、息子への愛情は本物なのです。
どんな分野であれ、子供のために戦っているパパの姿は最高にカッコいいですよね。
作品のレビューは「泣けた」という声がとても多く、特に息子のいる父親の方にとっては、号泣必至と言っていい作品なのではないでしょうか。
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「クリード チャンプを継ぐ男」
ロッキーの親友だったアポロ・クリードの息子、アドニス・ジョンソンが新たな伝説に挑むという、「ロッキー」シリーズのスピンオフ作品です。
スタローン演じるロッキーがトレーナーを務め、かつてのライバルの息子に闘魂を継承していくという展開は、ロッキーファンならそれだけでも胸が一杯になりますね。
偉大過ぎる父の名に複雑な感情を抱きながらも、自分の存在を証明するために強敵に挑むアドニスの姿は、「ロッキー」第1作を彷彿とさせ、観ている方にも力が入ってきます。
試合のシーンもよりリアルになって迫力が増しており、セコンドのロッキーが語りかける熱い言葉も心に響きます。
本作の「アポロに息子がいた」というアイディアは、当時全くの無名だったライアン・クーグラーが、スタローンに直接会って売り込んだものです。
かつての自分もそうだったように、スタローンが当時無名の若者だったクーグラーにチャンスを与えたことで本作は大ヒットし、後にクーグラーは名監督としてステップアップしていきます。
ここでもまた、「ロッキー」第1作が生まれたときのような熱いドラマがあったのですね。
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「サウスポー」
人生の再起を図るボクシング元世界チャンピオンの姿と、その家族の絆を描いた人間ドラマです。
世界ライトヘビー級王者のビリー・ホープは、チャンピオンとして栄光の絶頂にありましたが、あるとき、短気な性格が災いしてパーティー会場で乱闘騒ぎを起こし、そのことがきっかけで最愛の妻を失ってしまいます。
妻を失ったビリーは、自暴自棄になって世界チャンピオンの座も失うこととなり、度重なる問題行動で「父親として不適格」と裁判所に判断され、娘とも引き離されてしまいます。
落ちぶれたビリーからは、手の平返しでどんどん人が離れいき、典型的な成功者の転落パターンを辿っていきます。
このように短気で粗暴なビリーに扮するのは、怪優ジェイク・ギレンホールであり、ボクシングしか出来ない不器用な人物象を独特の雰囲気でリアルに表現しています。
ビリーを支える名トレーナー、ティック役にはフォレスト・ウィテカーが扮しており、静かながらも力強い演技が存在感を放っています。
ビリーに語りかける言葉の一つ一つもとても味わい深く、ティックの導きでビリーは再び自分と向き合っていきます。
家族の絆を取り戻すため、不器用な男がもう一度立ち上がる姿はとても感動的です。
人は何歳になっても成長できる、という希望を抱かせてくれる映画でもあります。
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「ビニー/信じる男」
交通事故で重傷を負いながらも奇跡のカムバックを果たしたボクサー、ビニー・パジェンサの実話を映画化した作品です。
事故により首を骨折し、歩くこともままならなかったビニーが、トレーナーと二人三脚で復活を目指し奮闘する姿を描いています。
重傷を負い、復帰は絶望的と言われながらも、「寝ているだけの命に意味は無い」とビリーは必死でカムバックを目指していきます。
ろくにバーベルも持てないような状態であっても、なおも前を向き続ける姿勢が本当に素晴らしいです。
本作では、父親やトレーナー、マネージャーなど、ビリーの周囲の人々とのやり取りの様子もじっくりと描かれています。
その中には、もう金ヅルにならないからと、ビニーの元を去っていく人もいます。
かと思えば、ビニーの復帰戦はカネになると、手の平返しで再びすり寄ってくる汚い大人もいます。
そんな人間を嫌というほど見てきたビニーの言葉がとても重く響きます。
「何を言われても結果が全てさ 勝てばいいんだ」
これは、ビジネスでも全く同じですね。
いろいろと難癖をつけてきたり、あからさまに態度を変えてきたりという人間に対しては、結果で黙らせるしかないのです。
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まとめ
この記事では、サラリーマンに刺さるボクシング映画を紹介していきました。
自分の存在を証明するためにリングに上がるボクサーたちの姿は、見ている方も胸が熱くなります。
今回紹介した作品を見て、明日の仕事の活力にしていきたいですね。
- 「ロッキー」
- 「チャンプ」
- 「クリード チャンプを継ぐ男」
- 「サウスポー」
- 「ビニー/信じる男」
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