プレゼンや会議での発表、朝礼のスピーチ、営業など、ビジネスシーンにおいては、「人前で話す」ということは避けて通れません。
どうしても緊張してしまい「人前で話す」ということに苦手意識を持つ方も少なくはありませんが、あがらずに話せるようになれば、自分の仕事の幅は確実に広がってきます。
そこでこの記事では、「人前であがらず話す」方法が分かる本8冊を紹介していきます。
「人前であがらず話す」方法が分かる本 8選
『人前で「あがらない人」と「あがる人」の習慣』鳥谷朝代
著者は、学生時代からあがり症に悩み、市役所への入庁後も症状は悪化し、自律神経失調症で休職するまでになります。
その後、著者は話し方講座と出会ったことで17年間のあがり症を克服し、市役所を退職してあがり症克服専門のセミナー講師として独立、これまで73,000人以上を克服に導き、現在は年間200回以上の講演活動を行っています。
本書では、著者がこれまでの経験で培ってきた、人前で「あがらない人」の習慣が、「あがる人」との対比で分かりやすく示されています。
あがらない人の習慣として、「『緊張できるなんて幸せ』と感じる」「あがり症だとカミングアウトする」「ミスしても誰も聞いていないと思う」など、あがり症を克服した著者ならではの共感しやすい考え方がいくつも紹介されています。
あがり症を克服して人生を前向きに生きたいという方には、オススメの一冊となっています。
『一対一でも、大勢でも人前であがらずに話す技法』 森下裕道
著者は大学卒業後に入社した㈱ナムコでは、不振店舗を次々と立て直し、カリスマ店長と呼ばれるほどになります。
現在は、パーソナルモチベーター、接客・営業コンサルタントとして講演・執筆などで幅広く活躍しています。
そんな著者でも、かつては人前に立つと手足がブルブル震えるほどのあがり症だったといいます。
本書では、あがり症に悩んできた著者ならではの具体的な方法が書かれており、特に、「見られる側でなく、見ている側にいれば緊張しない」という方法はとても参考になります。
このように本書では、あがらずに話すための実践的なテクニックが数多く紹介されており、ページの左上端には折り線がついていて、自分の成果を記録できるようになっています。
人前で話すという場面においては、本書のテクニックを参考にすれば上手くいくようになるでしょう。
『人前であがらずに話せる100の法則 あがりメカニズムから導き出した実践法』 新田祥子
著者は「あがり症と話し方」の専門家として、これまで4,000名のあがり症を克服してきました。
自ら主宰する話し方教室セルフコンフィデンスは、認知行動療法に基づく科学的な指導法に定評があります。
本書においても、認知(思考や感情=脳)と行動(=話し方)の両面から、あがり症の原因とその対処法を解説しています。
具体的な対策として、あがらないためのセルフマネジメント術や、思考&行動習慣を詳しく解説しており、あがり症の克服に根本から取り組むことができます。
あがり症や話し方で悩んでいるという方は、本書を読んでみることをオススメします。
『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』 金光サリィ
著者はもともと、5人以上が集まる場所での自己紹介さえ苦痛になるほどの極度のあがり症でしたが、脳科学・心理学を中心に考えた手法でわずか10日間であがり症を克服しました。
現在は、あがり症克服教室「ヴィゴラスマインド」の代表を務め、あがり症克服のサポート等を行っています。
同教室では、脳科学をベースにしたあがり症克服トレーニングが人気を博しており、本書はその方法をまとめたものとなっています。
本書では、言葉で脳をコントロールする方法や、スピーチを成功させる鉄板7つのテクニックなど、具体的な方法を詳しく解説しています。
実際にあがり症を克服した著者だからこそ書ける実践的な内容となっており、あがり症や人前で緊張してしまうという方にはオススメの一冊となっています。
『マンガでわかる! 人前で3分、あがらずに話せる本』金井英之
著者は「話し方」と「人間関係」研究所トーク&コミュニケーションの学院長を務めており、あがりを克服する指導で数多くの実績を上げてきました。
本書は、シリーズ10万部超の著書『人前で3分、あがらずに話せる本』の中から効果が高いノウハウを厳選し、漫画形式で分かりやすく紹介しているものです。
著者は、あがりを克服する確実な方法として、人前で話す基本となる「人前で3分話す力」を身につけることを提唱しています。
本書では、原稿の作り方から練習法、三段階話法など、実践的な方法を詳しく解説しています。
漫画によるストーリー仕立てとなっているので、楽しみながら話し方の基本がスッと頭に入ってきます。
人前で話すということに苦手意識がある方は、本書を読むことをオススメします。
『人前であがるのはしょうがない ~あがり症を克服した僕が伝えたい魔法のコトバ~』佐藤健陽
著者は、母親の前でも緊張して話せなくなるほどの重度のあがり症で苦しんできましたが、アドラー心理学と森田療法と出会うことで自力で克服し、現在はあがり症専門カウンセラーとして活躍しています。
本書が伝えているのは、あがり症を治すためだけのハウツーではなく、「生き方の指針」です。
著者はこれまでのカウンセリングの経験から、あがり症は個人の生き方に大きく関わっており、個人の生き方を変えることで克服につながると述べています。
本書では、著者がカウンセリングを行いあがり症を克服した7人の事例が紹介されており、本当の意味であがり症を克服するための「生き方の指針」が分かってきます。
あがり症を克服し、もっとラクに生きるために、本書はオススメの一冊となっています。
『超カンタン! あがらずに話せる正しい方法48 スピーチ・朝礼・会議・面接でドキドキしない! 商談・プレゼン・営業が面白いほど成功する!』車塚元章
著者は、㈱ブレイクビジョンの代表を務める人材育成コンサルタント・研修講師です。
著者は元々、あがりに悩んでいましたが、現在では講師として人前で話すことを楽しんでおり、「あがりは必ず克服できる」と述べています。
本書では、著者が実際に行って効果を実感している、「あがらずに話せる正しい方法」を48個紹介しています。
人前で話すための目の使い方や話の仕方、リラックスや準備の方法まで、実践的なテクニックを詳しく解説しており、出来るものから少しずつ取り組んでいっても、効果が実感できるようになっています。
本書を読めば、スピーチやプレゼン、営業などで、あがらないためのヒントが掴めるでしょう。
『本番でアタマが真っ白にならないための 人前であがらない37の話し方』佐藤達郎
著者は、広告代理店勤務を経て、多摩美術大学の教授とコミュニケーション・ラボの代表を務めています。
著者は元々、人前だと緊張して話せない口ベタで、上司と相対する場や、会議の場において自分の考えを的確に伝えられず、トイレで泣くほどでした。
その後、著者は独力で現場で学び、修正を加えることで口ベタを克服し、プレゼンでは連戦連勝、説明のプロとして手腕を振るうほどになります。
本書では、著者が長年かけて培ってきた、人前であがらないためのコツを、37のメソッドにまとめています。
「話し上手に生まれ変わる8つの心得」や「人前で話すのが怖くなくなる10の技法」など、ビジネスに生かせる実践的なテクニックを詳しく解説しています。
プレゼンなど、人前に立つとあがってしまうという方に、オススメの一冊となっています。
まとめ
この記事では、「人前であがらず話す」方法が分かる本を紹介していきました。
今回紹介した本を読めば、あがり症を克服するためのヒントが得られるでしょう。