「アドラー心理学」で職場の人間関係がラクになる

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仕事をしていると、様々な悩みが出てくると思います。

特に、職場の人間関係のモヤモヤで悩んでいるという人はたくさんいると思います。

そんな時には、アドラー心理学の考え方で物事を捉えてみてはいかかでしょうか。

モヤモヤが晴れて、きっと心がラクになりますよ。

目次

承認欲求を捨てろ!

アドラー心理学では、人の悩みはすべて人間関係から来るものであり、その悩みを消すためには「他人から認められたい」という承認欲求を捨てる必要があるということを言っています。

それでは、どのようにして悩みを解消していけばいいのでしょうか。

そのためには、以下の2つが必要になってきます。

相手の課題と、自分の課題を分離する

承認欲求にとらわれず、他者へ貢献する

これらについて、私の職場での事例も踏まえながら、考察していきたいと思います。

課題の分離とは

「相手の課題」と「自分の課題」

人間関係の悩みを解消するには、「相手の課題」と「自分の課題」を分離することです。

これは、「相手の課題=自分でコントロールできないこと」は気にせず、「自分の課題=自分でコントロールできること」だけに集中するということです。 

英国に「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざがあります。

馬を水辺に連れていくところまでは人間でもできること、つまり「自分の課題」なのですが、水を飲むかどうかは馬次第なので、人間がコントロールすることができない「相手の課題」ということになるのです。

上司の課題と部下の課題

上司と部下の関係に当てはめれば、こうなります。

・自分(部下)の課題⇒営業成績を上げる。

・相手(上司)の課題⇒部下を評価する。

自分ができるのは、頑張って営業成績を上げるところまでなんです。

上司が自分のことを評価してくれないとか、自分のことを嫌っているというのは、相手の課題なので自分ではコンロトールができないのです。

コントロールできないところを執拗に気にするから、人間関係の悩みが生まれるのです。

上司から無理にでも好かれようとしなくてもいいし、嫌われているからといって気に病む必要もないのです。

承認欲求にとらわれず、他者へ貢献する。

「人に好かれたい」という承認欲求

課題の分離というのは、「人から好かれたい」「人によく思われたい」という承認欲求を捨てるということです。

「人から好かれる」「人によく思われる」というのは、まさに相手の課題です。

私も経験があるのですが、上司に好かれたいと思って、自分の仕事が忙しいにもかかわらず、自ら率先して上司の稟議書の添付資料の作成だとか、身の回りの雑用を手伝っていたこともあり、そのために残業もしていました。

その結果どうなったかというと、ただ上司にとって都合のいい人間になっただけで、上司からの要求もどんどんエスカレートしていったんです。

忙しすぎて自分が本来やるべきことが見えなくなり、上司の雑用をせずに実績を上げている同僚を「なんであいつは…」と妬んだこともありました。

相手に好かれようと過剰に気にしていて、本来の仕事に集中できなくなっていたのです。

自由とは何か

アドラー心理学では、「全ての悩みは対人関係の悩みである」と考えています。

人は、対人関係の悩みから解放されたい、自由になりたいと思っているのです。

それでは、ここでいう自由とは、いったいどういう意味なのでしょうか。

アドラー心理学のベストセラー「嫌われる勇気」の帯には、「自由とは他者から嫌われることである」と書かれています。

自由とは、他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、自分の課題に徹底的に向き合うことなんです。

もちろん、わざと嫌われるように無礼な態度を取れとか、そういうことではありません。

「自分のことを好きになってくれない」とか、そうした相手の課題は気にせず、相手に嫌われることを恐れずに、自分のできることをコツコツやっていくことが大切なんです。

他者貢献とは何か

そして、アドラー心理学では、自由になるために、承認欲求にとらわれず、他者に貢献することが大切だと語っています。

他者に貢献するとは、自分の主観で「私は誰かの役に立っている」と思って、他者に何らかの働きかけをしていくことです。

他者貢献ができれば、他者を仲間だと思い、そこに自分の居場所があると感じられるのです。

たとえば、職場にゴミが落ちていたとします。

このゴミを拾ってゴミ箱に捨てた時に、「誰か見てないかな」と考えるのは、承認欲求にとらわれていることになります。

「職場がきれいになってよかったな」と思うこと、それだけで満足し、それ以上は求めないことが、他者貢献なのです。

他者貢献は、自分の主観でそう思っていればいいということになりますので、ある意味、究極の自己満足とも言えます。

でも、自己満足でも全く構わないのです。

そこに他者からの評価を求めれば、どうしても他者に合わせることになり、結局、自由は失われてしまうのです。

私も、「これだけやってるのに、なぜ周りの人は認めてくれないんだ!」とイライラしていたことがありました。

これでは、自分の承認欲求のせいでかえって職場の雰囲気が悪化してしまいますよね。

他者の課題はどうでもいいと思うようにから、気持ちがスッと楽になりました。

オススメ本「嫌われる勇気」

読めば人生が変わるといっても大げさではないかもしれません。

本書を読むと、自分を取り巻く世界の見方が変わります。

本書では、劣等感の塊で自分に自信が持てないという青年が、ある哲学者との対話の中で、アドラー心理学を学んでいくという物語の形式をとっています。

対話形式となっているので、楽しみながらアドラー心理学のエッセンスが頭にスッと入ってきます。

青年が次々と論戦を挑んでいくのですが、そのたびに哲学者にバッサリと論破される所も面白かったですね。

青年のように、劣等感が消えなくて、どうも自分に自信が持てないという方には特におススメします。

物の見方を変えるだけで、世界はガラッと変わるということが実感できます。

きっと今よりも気持ちがラクになりますよ。

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