サラリーマンに刺さる戦争映画 5選(洋画・第二次世界大戦・「現場」編)

【当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。】

1954年、第26回アカデミー賞で作品賞・監督賞など8部門に輝いた名作映画といえば、「地上より永遠に」。

このタイトルは、イギリスの詩人ラドヤード・キップリングの「兵営詩集」、

上流出身の兵士は浮かれ騒ぐ、地上より永遠に呪われたる、われらごとき兵士に憐れみをたれたまえ

という詩から取られています。

「地上より永遠に呪われたる」の意味は、順調に出世していくエリートの士官と違い、叩き上げの現場の兵士は苦労が多く永遠に報われることがないという意味なんです。

一見ラブストーリーとも思えるタイトルは、現場の兵士の悲惨さを表していたんですね。

その心境は、我々サラリーマンも深く共感できるものなのです。

そこでこの記事では、第二次世界大戦をテーマにした「サラリーマンに刺さる戦争映画」の中から、現場の兵士の悲惨さが分かる5つの作品を紹介していきます。

この記事で紹介する作品
  • 「地上より永遠に」
  • 「遠すぎた橋」
  • 「丘」
  • 「戦争のはらわた」
  • 「炎の戦線 エル・アラメイン」
目次

サラリーマンに刺さる戦争映画 5選(洋画・第二次世界大戦・「現場」編)

「地上より永遠に」

真珠湾攻撃直前のハワイ、米陸軍の腐敗した組織の内情を描いた映画です。

物語は、上官に反発して降格させられたプルーイット二等兵が米陸軍の連隊にやってくるところから始まります。

プルーイットは軍隊内のボクシングの名選手でしたが、対戦相手の親友を失明させたことで、ボクシングは二度とやらないと心に誓っています。

ところが、連隊の上官のホームズ大尉は、自分の出世のためにプルーイットを連隊のボクシングの対抗戦に出場させようとします。

プルーイットが出場を断ると、悪質ないじめが始まり、訓練中に難癖をつけられて罰を与えられるようになっていきます。

プルーイットは前任の部隊ではラッパ手を務めており、ラッパを吹けば聞く人の心を魅了するほどの実力なのですが、意味もなく穴を掘ってまた埋めるという仕事をさせられたりもします。

実力に見合った仕事をさせてもらえない、「過小な要求」という完全なパワハラですね。

現代の会社でも似たようなことがありますね。

上司の酒やゴルフに付き合えるかどうかが、人事評価を左右することもあります。

軍隊も会社も、現場で働く人間の苦労は絶えないということですね。

この作品を無料で見る方法

「地上より永遠に」を無料で見る方法はこちらを参照してください。

「遠すぎた橋」

第二次世界大戦の後期に行われた、連合軍の史上最大規模の空挺作戦「マーケットガーデン作戦」を題材にした映画です。

稚拙な作戦を立てる上層部と、その犠牲になる現場の兵士を描いており、サラリーマンにも共感できる作品となっています。

本作で描かれているマーケットガーデン作戦とは、ドイツ本土進攻の足掛かりとして、空挺部隊を降下させて要所となるオランダ国内の5つの橋を一気に確保するという作戦です。

この作戦は、武勲を焦るイギリス軍上層部が大急ぎで立案したものであり、細部の詰めが甘く、作戦開始直後から思い通りに進まなくなっていきます。

作戦最終地点のアルンヘム周辺には、ドイツ軍の精強な戦車師団がいたため、そこに降下した空挺部隊はたちまち包囲されてしまいます。

空挺部隊を救出しようにも、アルンヘムまでは距離があり、一本道で渋滞が起こって増援が間に合いません。

こうして空挺部隊は壊滅状態に陥り、現場の兵士は多数の犠牲者を出していきます。

ドイツ軍の戦車師団がいると聞かされながら作戦を強行したブラウニング中将は、後にこう振り返ります。

あの橋は遠すぎたな

まるで他人事のようなセリフですね。

上層部にとっては、作戦の失敗などこの程度の認識なのでしょうか。

絶対に上司にしたくないタイプの人物ですね。

いつだって、上層部の間違った施策で苦労するのは現場の人間なのです。

この作品を無料で見る方法

「遠すぎた橋」を無料で見る方法は、こちらを参照してください。

「丘」

本作は、戦時下における陸軍刑務所の理不尽さを生々しく描いた社会派ドラマです。

第二次世界大戦中、北アフリカにあるイギリス陸軍の刑務所に、上官を殴った主人公のロバーツ(ショーン・コネリー)ら、5人の囚人が送られてきます。

彼らは刑務所の実権を握っているウィルソン特務曹長(ハリー・アンドリュース)に目を付けられ、灼熱の太陽に照らされながら、所内にある小高い丘を何度も上り下りするという理不尽なシゴキを課されるようになります。

そんな折、1人の囚人が過労死するという事件が発生します。

ロバーツと仲間の囚人は、ウィルソンらを糾弾しますが、ウィルソンは軍医に責任を押し付け、囚人の中にも刑務所側に有利な証言をする者が現れます。

このように、本作では極限状態における人間の心の弱さが露わになっていて、とてもリアルなのです。

会社においても、現場の社員が会社の不正を追及するのはとても難しいものです。

社員同士で団結すれば何とかなる場面でも、他の社員を密告して保身に走る者も出てきます。

会社という組織の力の前に、自らは無力な存在だと思ってしまうのです。

このように、軍隊も会社も現場の人間は悲惨な立場に置かれていますね。

この作品を無料で見る方法

「丘」を無料で見る方法は、こちらを参照してください。

「戦争のはらわた」

バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督による、1943年の東部戦線を舞台にした作品です。

無能な上官に振り回される兵士の苦労を描いており、サラリーマンならつい同情してしまいます。

本作に出てくる無能な上官とは、最前線でソ連軍と対峙するドイツ軍の連隊に赴任してきたシュトランスキー大尉です。

シュトランスキーはプロイセン貴族の出身であり、エリート意識をひけらかすタイプで名誉欲が強く、鉄十字章の獲得に異様な執念を燃やしています。

そのくせ現場の仕事は分からず、ソ連軍が攻めてきても、まともな指揮を取ることが出来ません。

この上官と向き合う主人公が、実戦経験豊富な叩き上げ軍人のシュタイナー伍長です。

現場の仕事はバリバリ出来るけど、お世辞やおべっかは使えないので、部下には慕われ上には嫌われるというタイプですね。

当然、シュトランスキーとは合わず、2人の関係はどんどん悪化しています。

シュトランスキーはシュタイナーに私怨を抱くようになり、謀略にはめて最前線に孤立させてしまうのです。

このせいで、シュタイナーたち現場の兵士は多大な苦労を強いられます。

サラリーマンもいくら上司ガチャとはいえ、こんな上司のもとでは絶対に働きたくありませんね。

この作品を無料で見る方法

「戦争のはらわた」を無料で見る方法は、こちらを参照してください。

「炎の戦線 エル・アラメイン」

第二次世界大戦の北アフリカ戦線におけるイタリア軍の戦いを、当時の記録や生存者の証言をもとにリアルに再現した戦争映画です。

最前線の歩兵部隊に配属された1人の志願兵の視点を通じて、現場で戦う兵士の過酷さを描いています。

勝敗の決したエル・アラメインでは、水や食料の補給が途絶えがちになり、味方の戦車の増援も期待できず、兵士たちは飢えと渇きに苦しみながら敵の攻撃に晒されています。

そんな状態でも、現場を知らない上層部は現在の陣地の死守命令を出してきます。

補給のトラックが通ったと思ったら、積み荷は戦勝式典の行進の際に使用する大量の靴磨き粉だったりします。

上層部は現場の窮状を知らないので、この戦いに勝てると思っているのです。

さすがにその状態ではイギリス軍には太刀打ちできず、イタリア軍は退却を始めますが、まともな車両が無いため、数十キロも離れた味方陣地まで炎暑の中を徒歩で移動することになります。

このように、全編を通じて、紙切れ一枚で届く命令書の指示に従い、砂漠の中で右往左往するシーンが延々と繰り返されるのです。

もはや、何と戦っているか分からない状態です。

社畜サラリーマンなら、現場の兵士の気持ちが痛いほど分かるのではないでしょうか。

この作品を無料で見る方法

「炎の戦線 エル・アラメイン」を無料で見る方法はこちらを参照してください。

まとめ

この記事では、第二次世界大戦をテーマにした「サラリーマンに刺さる戦争映画」の中から、現場の兵士の悲惨さが分かる5つの作品を紹介していきました。

第二次世界大戦において、現場の兵士は大変な苦労を強いられましたが、現代のビジネスの現場でも共通する問題が表れています。

我々サラリーマンが「地上より永遠に呪われたる」ことが無いような組織作りをしていきたいですね。

U-NEXT無料トライアルの利用方法はこちら

————————————————————————
本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。
————————————————————————

シェア頂けると嬉しいです!よろしくお願いします!
  • URLをコピーしました!
目次