「事実は小説よりも奇なり」という言葉にもある通り、現実に起こる出来事は、フィクションよりも不思議で波乱に富んでいることがあります。
そうした出来事の中で見えてくる人間の強さや優しさは、我々にも大きな感動を与え、「明日からも頑張ろう」という気持ちにさせてくれるのです。
そこでこの記事では、実話をベースにした感動映画を、洋画作品の中から5つ紹介していきます。
- 「幸せのちから」
- 「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」
- 「僕はラジオ」
- 「グリーンブック」
- 「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
実話をベースにした感動映画 [洋画編] 5選
「幸せのちから」
概要
ホームレスになるほどの極貧生活を送りながら、自らの努力によって億万長者に登り詰めたクリス・ガードナー氏の実話を映画化した作品です。
主人公クリスの息子役には、ウィル・スミスの実の息子であるジェイデン・スミスが配役され、親子初共演となったことでも話題になっています。
あらすじ
1981年のサンフランシスコ。
妻と5歳の息子と3人で暮らすクリス・ガードナーは、医療機器のセールスマンとして生計を立てていましたが、仕事はうまく行きませんでした。
クリスの家計は逼迫し、愛想を尽かした妻は去っていき、家賃や税金も払えず、自宅からも立ち退きを命じられてしまいます。
そこでクリスは、証券会社の正社員を目指して養成コースに参加することになるのですが…。
見どころ
本作では、クリスが落ちぶれていく様子がこれでもかと描かれており、住む家を追い出され5歳の息子を連れて彷徨う場面などは、見ている方も辛くなります。
そんな境遇にあっても、夢に向かって真っ直ぐに突き進むクリスのエネルギーには圧倒されます。
ギリギリの生活の中でも、決して諦めることなく最善を尽くす姿に心を打たれます。
どんな状況になっても努力を続けることの大切さが分かる作品です。
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「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」
概要
10代の頃に視力のほとんどを失いながら、そのことを隠して一流ホテルで働き続けたサリヤ・カファヴァッテ氏(通称サリー)の実話を映画化した作品です。
本作では、視力の95%を失ったサリーが、仲間の助けを借りながらも自らの夢を叶えるために奮闘する姿を描いています。
あらすじ
スリランカ人の父とドイツ人の母を持つ青年サリーは、先天性の病で視力の95%を失うことになります。
それでも、5つ星ホテルで働く夢を諦めないサリーは、目がほとんど見えないことを隠して、一流ホテルの研修生として働くことになります。
持ち前の機転を生かし、仲間の研修生の力も借りて、サリーは研修課題を次々とクリアしていくのですが…。
見どころ
作品の中では5%しか見えない世界を視覚的に再現しており、視聴者も「サリーがホテルで働くのは危険なのでは?」と思ってしまいます。
そんな状況でも、歩みを止めないサリーの執念には頭が下がる思いです。
目が見えない分、ホテルの歴史やワインの知識は丸暗記し、室内の距離感は歩数で把握し、お酒の種類は瓶の形や刻印の食感で判別していきます。
この尋常ならざる努力も、全ては夢を叶えるためなのです。
ハンディキャップをものともせず進み続けるサリーの姿に、視聴者も「何かに挑戦しよう!」という気持ちにさせられます。
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「僕はラジオ」
概要
アメリカの人気スポーツ専門誌、スポーツ・イラストレイテッドに掲載された実話を映画化したヒューマンドラマです。
知的障害を抱える黒人青年と、高校のアメリカンフットボール部のコーチを務める教師の友情を描いた作品です。
あらすじ
フットボール部のコーチのジョーンズは、グラウンドの傍らでよく見かける知的障害を抱えた青年とコミュニケーションを取り、チームの世話係を頼みます。
その青年は、片時もラジオを手放さない姿から「ラジオ」の愛称で呼ばれるようになり、持ち前の明るさと純粋さで、たちまち人気者になっていきます。
さらに、ジョーンズはラジオに校内放送を任せるなど学校内での役割も与え、ラジオも学校に溶け込んでいくのですが…。
見どころ
最初はほとんど話さなかったラジオが積極的に会話をするようになっていったり、学校の生徒たちも心を開いていく様子が、とても良いですね。
周りの反対を受けながらも、自分が正しいと信じることのためにラジオを支え続けたジョーンズの姿勢も素晴らしいです。
こうしたラジオとジョーンズの交流が、やがて周りの人々にも優しく温かな希望を広げていく様子が、爽やかな感動を与えてくれます。
自分の人生で一番大切なものは何か、そのことを考えさせてくれる作品です。
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「グリーンブック」
概要
第91回アカデミー賞の作品賞、助演男優賞、脚本賞を受賞した、実話を元にしたヒューマンドラマです。
天才黒人ピアニストと粗野なイタリア系用心棒が、人種差別の根強い1960年代のアメリカ南部を旅しながら友情を育んでいく姿を描いています。
あらすじ
舞台は1962年のアメリカ。
イタリア系アメリカ人のトニー・リップは、ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めていました。
そんなある日、トニーは、天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの運転手としてスカウトされることになります。
ホワイトハウスでも演奏したほどの腕前を持つシャーリーは、なぜか人種差別の色濃く残る南部でのツアーを計画しており…。
見どころ
貧乏で無学で喧嘩っ早い性格のイタリア系白人のトニーと、お金持ちで上品なインテリの黒人ピアニストのシャーリー、旅する2人のキャラクターは全く異なります。
当時は黒人への差別意識が根強く、トニーもまた例外ではなかったのですが、旅を通して2人はお互いの人間性を見つめ、共に理解し合うようになっていきます。
白人と黒人という関係ではなく、人と人という関係を結ぶことが、真の理解に繋がることが分かってくるのです。
見終わった後は、「人間まだまだ捨てたもんじゃない」という気持ちになれますね。
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「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
概要
「英国王のスピーチ」の製作陣が手がけ、デブ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャストが共演したヒューマンドラマです。
インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthを使って引き起こした奇跡の実話を映画化しています。
あらすじ
インドで生まれた少年・サル―は、5歳の時に迷子になり、家族と生き別れになります。
その後、サル―はオーストラリア人夫婦に養子として引き取られることになります。
夫婦の元で成長したサル―は故郷への思いを募らせ、わずかな記憶を頼りに生まれた家を探し出そうと決意します。
見どころ
人身売買などで毎年8万人の子どもが行方不明になるインドで、たった一人で生き抜いたサル―の生命力には頭が下がる思いです。
養子として何不自由無い生活を送りながら、「生みの親に会いたい!」という思いが消えなかったことも、親にとってはたまらない気持ちになりますね。
サル―を支え続けた人々が見せてくれた深い愛情も本当に素晴らしいです。
タイトル「ライオン」の意味が分かるラストにも、大きな感動がこみ上げてきます。
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まとめ
この記事では、実話をベースにした感動映画を紹介していきました。
実在の人物が見せてくれた強さや優しさは、我々にも大きな感動を与えてくれます。
今回紹介した作品を見れば、明日を生きる元気が沸いてくるでしょう。
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本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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