選手を育て上げ最高のパフォーマンスを引き出し、勝利という目標の達成に導くのが、プロ野球の監督・コーチの役割です。
そしてその考え方や方法論は、ビジネスにも共通するところがあります。
今回は、ビジネスにも生かせるプロ野球指導者の本4冊を紹介します。
- 『リーダー論 覚悟を持って道を示せ』 野村克也
- 『リーダーとして覚えておいてほしいこと』 野村克也
- 『北海道日本ハムファイターズ流 一流の組織であり続ける3つの原則』 白井一幸
- 『星野仙一「闘い」の方程式 トップを目指し続けた男の「人生哲学」』 永谷脩
なお、今回紹介する本4冊は書籍要約サイト「flier(フライヤー)」で要約が配信されています。
ビジネスに生かす「プロ野球指導者の本」4冊
『リーダー論 覚悟を持って道を示せ』 野村克也
1965年に戦後初の三冠王に輝き、歴代2位の通算657本塁打を記録するなど、球界を代表する捕手として活躍した野村克也氏。
1990年にはヤクルトの監督に就任し、3度の日本一に輝き、選手を立ち直らせる手腕は、「野村再生工場」とも呼ばれました。
本書には、リーダーがやるべきことが、著者の経験を交えて分かりやすく書かれています。
いくつか挙げると、リーダーとして大切なことは、責任は自分が全て取るということです。
「選手が失敗しても、使った監督が悪い」という姿勢を一貫して貫いているのです。
また、リーダーの目標は、自主的に動くメンバーを育てることです。
「チームのために何ができるのか」それを自分で考えて動くようなメンバーが集まるチームが最強なのです。
このような考え方はビジネスにもよく当てはまります。本書はリーダーの立場にある人にオススメします。
『リーダーとして覚えておいてほしいこと』 野村克也
本書では、監督の仕事とは、選手自身が気付いていない潜在能力を気づかせ、顕在能力に変えてやることだと述べています。
また、選手の育成の際に心がけていたことは、「答えを全部言わない」ということです。
答えを教えてしまうと、選手は考えなくなり、進歩も止まるからです。
気付かせる・考えさせるというやり方は、職場での部下育成においても有効でしょう。
本書には、野村氏の監督在任中における、様々な選手とのエピソードがあり、読み物として楽しみながら、リーダーシップ論や組織論が分かってきます。
職場における部下の指導にも役立つことばかりです。
『北海道日本ハムファイターズ流 一流の組織であり続ける3つの原則』 白井一幸
元プロ野球選手の著者が、日本ハムファイターズの1軍内野守備走塁コーチの経験を元に出版した本です
著者は、最下位続きであった日本ハムファイターズを立て直し、在任中に2度の優勝を成し遂げました。
この指導者としてのマネジメント手法・心構えが、選手とのエピソードを交えながら分かりやすく書かれています。
著者の考える最高の指導とは、叱責や過剰な訓練をすることではなく、相手に自発的な意欲と行動が沸き起こるように促すことです。
こうすれば、持てる力を発揮できると言っています。
また、相手としっかりと信頼関係を結び、最初に相手に任せて、最後に責任を取るのが一流の指導者だとも述べています。
これらのことは、職場のマネジメントにも通じるところがありますね。
ダメな上司はこの逆をやっていることが多いのではないでしょうか。
本書は全ての管理職に読んでもらいたい本です。
『星野仙一「闘い」の方程式 トップを目指し続けた男の「人生哲学」』 永谷脩
中日ドラゴンズの投手として通算146勝を挙げ、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を務め、優勝4回、日本一1回を達成し、「闘将」と呼ばれた星野仙一氏。
本書は、星野仙一氏を40年以上にわたって取材してきたスポーツライターである著者が、野球人・星野仙一氏の人生哲学をあますところなく収録しています。
本書を読むと、星野仙一氏が、自分を支えてくれた母親、そして明治大学の島岡監督の姿勢を通じて、人に対しての本質的な優しさを身に付けていったことが分かります。
監督時代には、殴った選手には次にチャンスを与え、叱る時には人前ではっきりと理由を言って叱るようにしていました。
アメとムチを使い分け、時には“クビ斬り”という非常な手段を使い選手に緊張感を持たせ、チームを勝利に導いていきます。
もちろん暴力はいけませんが、指導者として必要な“人間力”を磨くにはどうすればいいか、本書はそのヒントを与えてくれます。
まとめ
今回の記事では、ビジネスにも生かせるプロ野球指導者の本を紹介していきました。
プロ野球指導者の持つノウハウは、仕事においても生かせるものばかりです。
今回紹介した本を読んで、日々の仕事にも役立てていきましょう。