ビジネスにも生かせる|スポーツに学ぶリーダーシップの本 4選

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スポーツにおいて、選手の力を最大限に引き出す指導者の力や、チームをまとめ上げるキャプテンの力は、チームを勝利に導くのに欠かせない要素です。

そしてこれらのスキルは、仕事において必要なリーダーシップにも応用できるものなのです。

そこでこの記事では、スポーツに学ぶリーダーシップの本を4冊紹介していきます。

この記事で紹介する本
  • 『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』 原晋
  • 『常勝キャプテンの法則 スポーツに学ぶ最強のリーダー』 サム・ウォーカー
  • 『心を強くする 世界一のメンタル50のルール』 サーシャ・バイン
  • 『怯まず前へ』 酒井俊幸

なお、今回紹介する本4冊は書籍要約サイト「flier(フライヤー)」で要約が配信されています。

目次

スポーツに学ぶリーダーシップの本 4冊

フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』 原晋

著者の原晋監督は、青山学院大学陸上競技部長距離ブロックの監督として、2015年~2018年にかけ箱根駅伝4連覇、2020年、2022年も総合優勝を果たすなど、輝かしい成績を収めています。

本書では、チームを箱根駅伝の総合優勝に導いた「人と組織」を強くするノウハウについて、余すところなく記載しています。

本書を読むと、青山学院大学では、勝ち続けるチームを作るために育成システムを重視していることが分かります。

例えば、スカウトしたい選手には、大学1~4年までの目標と、出場するレース、目標とするタイムをまとめた育成プランを提示しています。

このように選手に組織・チームとしてのビジョンを明確に伝えることで、選手の成長の道しるべとしているのです。

原監督は選手引退後にビジネスマンとして活躍しており、その世界で培ったノウハウを陸上競技というスポーツに取り入れて成功しています。

ビジネスとスポーツには共通する要素があることがよく分かります。

常勝キャプテンの法則 スポーツに学ぶ最強のリーダー』 サム・ウォーカー

著者は、長年ウォールストリートジャーナル紙でスポーツ欄を担当していたジャーナリストです。

本書は、世界各国の主要スポーツの1,000以上のチームの中から、卓越した業績を残した16のチーム(著者はティア1と呼ぶ)を選抜し、そのキャプテン像を分析するという内容となっています。

ティア1を率いていたキャプテンについて分析したところ、そのキャプテン達は、チームのエースやスーパースターといった存在ではなく、そのほとんどが補佐的な役割に終始し、裏方の報われない仕事にも進んで取り組んでいたことが分かりました。

このように、本書を読むと、成功するチームのキャプテンが、才能溢れるスーパースターとは限らず、むしろ、自分を犠牲にしてもチームを成功に導くタイプが、常勝チームのキャプテンにふさわしいことが分かります。

このことは、ビジネスのリーダーシップについても興味深い示唆を与えてくれます。

チームを成功に導きたいというリーダーの方は、是非読んでおくべき一冊です。

心を強くする 世界一のメンタル50のルール』 サーシャ・バイン

著者のサーシャ・バイン氏は、女子プロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手のヘッドコーチとして、大坂選手を2018年の全米オープン優勝、2019年の全豪オープン優勝、世界ランク1位にまで導きました。

本書ではその過程を辿りながら、成功を収めるために必要な考え方、行動、習慣について記載しています。

著者は、大きな野心を抱き、達成に向けて小さな目標をこなしていくことが、成功するためには必要だと語っています。

また、将来の成功を頭の中に詳細にイメージすることや、自分の弱さを認めてメンタルを見詰め直すことも重要だというのです。

本書にはこれ以外もたくさんの成功につながるエピソードがあり、大坂選手は勝つべくして勝ったということが分かってきます。

ビジネスマンのメンタルコントロールを学ぶ本としてもオススメです。

怯まず前へ』 酒井俊幸

著者の酒井俊幸監督は、2009年に東洋大学陸上競技部長距離部門の監督に就任し、箱根駅伝で優勝3回、準優勝5回、3位2回という成績を達成しています。

本書には、酒井監督が実践してきたチーム作りと指導法のノウハウが書かれています。

酒井監督が就任してすぐに行ったことは、部員と共に寮内を清掃することでした。

生活態度とチーム力は比例するからです。

また、エースに依存するのではなく、エースを活かしつつ、次のエースを育成しておくチーム作りをするようにしました。

さらに、選手だけでなく、監督や他の部員も1秒を大切にするという意識を徹底させるため、「その1秒をけずりだせ」というチームスローガンを生み出しました。

こうしたノウハウが、東洋大の強さの秘訣なんですね。

毎年選手が卒業していく学生スポーツと、転勤や退職で人材が入れ替わる会社の店舗運営はよく似たところがあります。

毎年安定した成績を残している酒井監督の手法は、とても参考になります。

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まとめ

この記事では、スポーツに学ぶリーダーシップの本を紹介していきました。

スポーツの指導者やキャプテンの持つノウハウは、仕事においても生かせるものばかりです。

今回紹介した本を読んで、日々の仕事にも役立てていきましょう。

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