過重労働、サービス残業、パワーハラスメントなど、様々な問題が常態化している、「ブラック企業」。
エンターテイメントの世界でも、ブラック企業の登場する作品はいくつかあります。
そうした作品を見ることは、ブラック企業の本質を理解し、自分の働き方を見つめ直すきっかけにもなるのです。
そこでこの記事では、ブラック企業が登場する映画を、邦画作品の中から3つ紹介していきます。
- 「ちょっと今から仕事やめてくる」
- 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
- 「ツレがウツになりまして」
ブラック企業が登場する映画 3選 (邦画編)
「ちょっと今から仕事やめてくる」
概要
第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海さんの同名小説を、福士蒼汰さん、工藤阿須加さんの共演により映画化したものです。
ブラック企業で働く若者が自分の人生を見つめ直していく姿を描いた、働く人に勇気を与えてくれる人間ドラマです。
あらすじ
いわゆるブラック企業と呼ばれる印刷会社で働く新入社員の青山隆は、激務により心身ともに衰弱していました。
そんなある日、極度の疲労を抱えた隆は、駅のホームで倒れ電車にはねられそうになりますが、「ヤマモト」と名乗る男に命を救われます。
隆の幼なじみを自称する「ヤマモト」の底抜けの明るさで、隆も徐々に打ち解けていきますが、同時に「ヤマモト」の驚くべき事実も明らかになっていきます。
見どころ
主人公の勤める印刷会社は、出社後に全員でラジオ体操をするというブラック全開な会社です。
さらに、「遅刻は10分で千円の罰金」「有給なんていらない。体がなまるから。」「心なんか捨てろ、折れる心が無ければ耐えられる。」など、これまたブラックな社訓を唱和します。
加えて、経費は自腹、ミスで会社に損失を与えた分は給与から天引き、3カ月連続で150時間超のサービス残業など、労働環境も最悪です。
上司の山上も、「お前はクズだな!」と面前で罵倒し、土下座を強要するという、強烈なパワハラ攻撃をしてきます。
「同僚が怒られているのを聞くのは苦手!」という方には、相当キツい場面ですね。
そこまでして働く意味があるのか、そのことを考えさせてくれる作品となっています。
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「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
概要
電子掲示板・2ちゃんねるに2007年11月~12月にかけて書き込まれた投稿を元に、「キサラギ」の佐藤祐市監督が映画化した作品です。
劣悪な職場環境でクセ者揃いの同僚に囲まれながら、元ニートの青年が少しずつ成長していく姿をコミカルに描いています。
あらすじ
高校を中退後、8年間もニート生活を送っていた「マ男」(まおとこ)は、母の死をきっかけにプログラマーとなり、何とか小さなIT企業に就職することになります。
しかし、そこはサービス残業や徹夜が当たり前、社員に過酷な労働を強いる「ブラック会社」でした。
クセ者ばかりの同僚に囲まれながら、マ男は何とか自分の生き方を見つけようとしていくのですが…。
見どころ
取引先から無茶な納期を押し付けられ、サービス残業・徹夜は当たり前というブラックな職場環境をじっくりと描いています。
同僚もクセ者揃いで、新入社員に平気で仕事を押し付けて質問には逆ギレする高圧的な上司の「リーダー」、仕事のできないお調子者でリーダーに媚びてばかりの「井出」、いつもリーダーにいじめられているコミュ障の「上原」など、それぞれのキャラも立っていて面白いです。
映画として見る分には楽しめるのですが、現実にこんな職場があったら、誰でも一週間以内に辞めるのではないでしょうか。
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「ツレがウツになりまして」
概要
細川貂々さんの同名ベストセラー・コミックエッセイを、「半落ち」の佐々部清監督が映画化した作品です。
夫のうつ病発症をきっかけにこれまでの関係を見つめ直し、共に成長していく夫婦の姿を描いたハートフルドラマです。
あらすじ
仕事をバリバリこなし、毎朝のお弁当も自分で作るスーパーサラリーマンの夫・幹夫(愛称・ツレ)は、激務とストレスによりうつ病を発症します。
漫画家の妻・晴子は、うつ病の原因が会社にあったことから、幹夫に退職を迫ります。
これまで幹夫に頼りきりだった晴子も、一念発起して幹夫を支えていくようになり、その甲斐あって幹夫は徐々に体調を回復させていくのですが…。
見どころ
主人公の幹夫は、パソコンサポートのコールセンターでのクレーム対応という、いかにもストレスの溜まりそうな仕事をしています。
この職場ではリストラによって人員が減り、社員一人あたりの負担も増えています。
職場の上司も、クレーム対応で事態が悪化してもサポートをするようなことはなく、担当者に対応を丸投げしようとしてきます。
幹夫がうつ病にかかっていることを報告しても、「こんなに忙しいと、みんな、うつ病みたいなもんだよ」と、まともに取り合おうとしません。
こんな職場環境では、幹夫のようにうつ病を発症する社員が出てきてしまうでしょう。
この作品を無料で見る方法
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まとめ
今回の記事では、ブラック企業の登場する作品を紹介していきました。
今回紹介した作品を見ることで、自分の働き方を見つめ直し、自分の人生で一番大切なものを見つけ出していきましょう。
- 「ちょっと今から仕事やめてくる」
- 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
- 「ツレがウツになりまして」
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