「ミスト」は、2007年に公開されたアメリカのSFホラー映画です。
深い霧の中で巻き起こる怪現象によって、人々がだんだんと秩序を失っていく姿を描いています。
本作を見ると、怪現象そのものよりも、人間の方がよっぽど怖いということが分かります。
そしてこのことは、職場の問題とも共通しているのです。
この記事では、そのことを考察するとともに、本作を無料で見る方法も紹介していきます。
作品情報
概要
本作は、ホラーの巨匠スティーブン・キングの中編小説「霧」を原作に、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」を手がけたフランク・ダラボンが監督・脚本を務め映画化したものです。
霧の中から現れるモンスターに囲まれ、スーパーマーケットに閉じ込められた人々が、だんだんと冷静さを失っていく密室劇となっています。
ホラー映画には「モンスターより人間の方が怖い」ことを描く作品が多々ありますが、本作は特にそのことに焦点を当てています。
映画史上最も胸糞悪いと言われるラストシーンも注目であり、本作を見て是非そのラストを味わってみてください。
スタッフ・キャスト
- 監督:フランク・ダラボン
- 製作:フランク・ダラボン、リズ・グロッツァー
- 原作:スティーブン・キング
- 脚本:フランク・ダラボン
- 撮影:ローン・シュミット
- 編集:ハンター・M・ビア
- 音楽:マーク・アイシャム
- キャスト:トーマス・ジェーン(デヴィッド・ドレイトン)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミセス・カーモディ)、ローリー・ホールデン(アマンダ・ダンフリー)、アンドレ・ブラウアー(ブレント・ノートン)、トビー・ジョーンズ(オリー・ウィークス)、ウィリアム・サドラー(ジム・グロンディン)、ジェフリー・デマン(ダン・ミラー)
あらすじ
主人公のデヴィッド(トーマス・ジェーン)一家は、アメリカのとある田舎町に住んでいました。
ある時、町は大嵐に襲われ、デヴィットの家も被害を受けます。
デヴィットは修理用具の買い出しのため、町のスーパーマーケットへと向かいます。
スーパーマーケットは、同じように買い出しをする大勢の客で賑わっていました。
するとそこに、鼻血を流したダン(ジェフリー・デマン)が「霧の中に何かがいる」と逃げ込んできました。
そしてスーパーマーケットの建物は、あっという間に濃い霧に覆われてしまいます。
不安に駆られた人々は店内に閉じこもりますが、霧の中で巻き起こる怪現象の恐ろしさに、だんだんと冷静さを失っていくのでした。
見どころ
人が人を叩くとき
本作は、極限状態に置かれた人間が暴走していく心理をじっくりと描いています。
モンスターのような恐怖の対象そのものよりも、暴走する人間の方がよっぽど怖い存在なのです。
本作では、人々が霧の中から襲ってくるモンスターに囲まれ、スーパーマーケットに閉じ込められるという極限状態に置かれます。
その中に狂信的なキリスト教信者の中年女性、カーモディという人物がいます。
カーモディはモンスターの襲来を「これは神からの天罰だ」と訴え、人々を不安にさせる言動で繰り返し煽っていきます。
最初は誰にも相手にされていなかったのですが、偶然、怪物たちが襲ってくるタイミングを的中させたことで「彼女の言う通りになった!」と一目置かれるようになり、だんだんと支持者を集めていきます。
そして人々は、カーモディを教祖と仰ぐカルト集団へと変貌し、この災いの責任を特定の人物に押し付け、集団リンチを行うまでになっていくのです。
この状況を冷静に見ていた人物の一人がこう語ります。
「恐怖にさらされると人はどんなことでもする」
「“解決策”を示す人物に見境もなく従ってしまう」
まさにこれこそが、人間の持つ弱さであり恐ろしさでしょう。
モンスターが襲ってくるという超常現象は、人間の力ではどうしようもないことです。
それにも関わらず、救いを求める人は安易な解決策に飛びつきます。
それが「人が人を叩く」ということです。
極限の状況に置かれたことの責任を誰か特定の人物に押し付けて、その人物を攻撃することで問題の解決を図ろうとするのです。
「自粛警察」にも見られる現象
この「人が人を叩く」現象は、コロナ禍における「自粛警察」にも見られました。
コロナ禍の一時期、営業を続ける店に「営業を辞めろ!」と貼り紙をして脅したり、県外ナンバーの車に傷をつけたり、ドライバーに絡んだりといったことが話題となりました。
「自粛をしていないヤツは許せない」「感染症が広がるのはお前のせいだ」と、一般市民が自分の正義を振りかざす「自粛警察」へと変貌したんですね。
感染症の流行は、特定の人々にその責任を押し付けることはできません。
感染症が相手なので、人間の力で100%コントロールすることは難しいからです。
それにも関わらず、分かりやすい答えを求める人が一定数出てきます。
恐怖心のあまり、感染症の原因を誰か特定の人々に押し付けようとするのです。
お店や他県ナンバーの車に嫌がらせをすることが感染症対策になると信じているのです。
職場の集団ヒステリー
このことは職場でも同じでしょう。
毎期、会社からはキツい営業ノルマが与えられ、マネージャーからはノルマの達成について厳しく管理されます。
更に、顧客からのクレーム対応にも振り回されたりと、やることばかりが増えていき、残業時間も多くなっていきます。
そのような極限状態に置かれたときにどうなるか。
簡単な解決策を求めるのです。
それもまた「人が人を叩く」ということです。
営業ノルマが達成できないのは、外部のマーケット環境による要因もあり、やむを得ないこともあります。
100%誰かのせいにできることではありません。
それでも、人は誰かを叩きたがるのです。
職場の誰かに「デキない人」というレッテルを貼って、その人を叩くというのが、最も簡単な解決策なのです。
「デキない人」を叩くことが、営業実績の向上につながると信じているのです。
そしてその解決策に飛びつく人が増え、職場には同調圧力が発生し、集団でのいじめへと発展していくのです。
作品の配信状況と、オススメの動画配信サービス
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その理由を、以下のトピックで説明していきます。
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ABEMA プレミアム | 配信無 | 2週間無料 ポイント無 |
Netflix | 見放題 | 無料期間無 ポイント無 |
dアニメ ストア | 配信無 | 31日間無料 ポイント無 |
Lemino | 配信無 | 31日間無料 ポイント無 |
music.jp | 330円/話 | レンタル30日間無料 1,600pt付与 |
WOWOW オンデマンド | 配信無 | 初月無料 |
ディズニー プラス | 配信無 | 無料期間無 ポイント無 |
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まとめ
本作を見て分かることは、モンスターよりも人間の方がよっぽど怖いということです。
安易な解決策に飛びつく人間は弱くもあり、恐ろしい存在でもあるのです。
極限状況に置かれた際にも冷静さを失わないよう、本作を見て心構えを作っておくべきでしょう。
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本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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